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人間力の磨き方 (講談社+α新書)
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| ジャンル: | 自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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| 人気ランキング: | 202972 位
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人より出遅れても気にすることはない
毎日新聞社の社会部で活躍し、サンデー毎日編集長をつとめ、報道ドキュメンタリー番組のキャスターとして人気を集める、……という一見はなやかな経歴を持っている著者です。
さぞかし優等生でエリートコースを歩んできたかと思いきや、著者は自分のことを「おくて」「モラトリアム」「へなちょこ」3拍子そろった若僧だったとふり返ります。
著者は、京都大学に入学したものの、あまり授業には出ず、合唱団のボックス(部屋)に入り浸っていました。
留年を重ね、もう後はない7年目でやっと就職活動を開始し、年齢にも成績にも寛容といわれる新聞社にもぐりこみます。入社試験で役にたったのは、授業とは関係のない、部活での討論経験だったとか。
新人記者として配属された新潟支局では、警察回りからはずされる、という事件記者にとっては致命的な評価を受けました。
支局勤務の次のステップも、希望した東京本社ではなく、大阪本社へ。「都落ち」に似た気分で着任したところ、ここでも一人前の事件記者として扱ってもらえず、ゴリラが子どもを産むだの、猿がどうしただの「街ダネ」をひろってくる「街頭班」に回されました。とうとう大阪着任の半年後、最末端の組織である「通信部」にまわされました。
岸和田市に二年半「駐在」し、入社7年目でやっと大阪府警担当記者になったころから、本書の文章の語り口が生き生きとしてきます。
やっと著者も特ダネをつかめるようになり、取材先との信頼関係も構築することができました。
東京本社社会部への異動、ロッキード事件取材、サンデー毎日への異動と活躍、アメリカへの「留職」、ニュースキャスターへの転職と、著者の華々しい活躍が、仕事への工夫とともに語られます。
ジャーナリストというのは、来歴そのものが報道姿勢を物語っています。
本書を読むと、鳥越俊太郎の番組が見逃せなくなるかもしれません。
講談社
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