最後のシュート



最後のシュート
最後のシュート

商品カテゴリ:幼児教育,知育,赤ちゃん育て方
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近所の殺人事件くらいぞっとする話ではある

 彼らは高校生の間に、一生を台無しにするか、それとも地獄からの脱却ができるか、それを決定されてしまう。大げさじゃなくて、文字通りの意味での「生死」さえ関係してくる。

 なんてシビアなんだ。本物のハングリー精神だ。彼らはまだ高校生なのに。 
ハンパじゃなくリアルな話し!!

 始めは雑誌でステフォン・マーブリ?(現役NBAのスター選手)が出てくると聞き買ってみたんですが、マーブリーが出るとか出ないとか関係なく色んな意味で興奮しました、ニューヨークのブルックリンでのゲットーの状況や、夢を叶えられなかった者の行く末、白人による黒人差別、その中でのバスケットと勉強の重要性、様々な事を教えられます。
 家族が皆貧しいので、自分が大学で奨学金を得て、マトモな職につき家族を食わせていかなければならないというプレッシャー、その類稀な身体能力やバスケットにおける技術の高さにより周りからちやほやされる、夢を捨てた者達がドラックディーラーになりまだ夢を追っているものを誘う、など様々な障害を乗り越えようと奮闘する学生達、凄くリアルな話しです!!
 後個人的には彼らがプリンスのCDを聞いていたりしていたのも時代を感じられてよかったです!!!
並々ならぬ筆力

著者の筆力に圧倒され、一気に読了した。

アメリカ社会の光と影のまばゆいばかりの落差がビシビシ伝わり、社会的弱者の儚い希望と必死の努力が痛々しい。ビッグサクセスの裏で多くの所謂「敗残者」が生まれるこの社会が果たして「夢のある、アメリカンドリームをつかむチャンスが平等にある」社会なのか疑問を感じざるを得ない。
映画のようなエンディング

 スパイク・リーが出て来た当時、話題になったドキュメンタリー・フィルム「HOOP DREAMS」の原作かと思ったんだけど、違った。

 映画「FINDING FORESTER(小説家を見つけたら)」を見たばかり。これは小説家を目指す高校生の話で同じくNYが舞台。バスケ・シーンもふんだんだったので、状況が把握しやすい。

 連想ゲームで「コニー・アイランド?」と壇ふみから聞かれたら、「遊園地!」と答えそうなところだけど、正解は「ゲットー」。麻薬デューラー、売春婦、ホームレス、銃声が聞こえる街つーか、公営団地。多くのギャングスタ映画で見たことある風景のはずだったけど、そういうシーンではたいてい大音量でRAPがかかって、スタイリッシュに描かれリアリティがかき消されているんだよね。この本では貧困の詳細が描かれている。現代のアメリカで、暖を取るために、コンロにレンガを置いてる家がなんてあるなんて驚き。

 無論、こんな生活に甘んじてようとは誰も思わない。ここを脱出しようと高校生本人、取り巻く親、コーチがバスケット・ボールに望みをかける。奨学金を得て大学進学、その先にはNBAが見える。プロ入りは無理でも卒業出来れば、輝かしい社会人生活がある。

 才能がある子の場合、中学生の時からスカウトが始まるという。ナイキ、スカウト(高校、大学、フリー)、NCAA等の裏利権が興味深い。お金の授受はなくても、親に仕事を紹介したり、シューズの提供をしたり。ちょうど、巨人オーナーの辞任が騒がれていた折、どこの世界も同じ。

 ただ、バスケット・ボールだけやっていればいいと言う訳ではない。まずは、SATで一定のスコアを取らないといけない。勉強も。どのシュートも確実に決め続けていかないと、コニー・アイランドからの脱出は不可能なの。まだ18歳なのに、こんなプレッシャーに戦い続けるなんて。卓球の愛ちゃんってすごいんだなー、と今更ながら感心。

 苦労話だけじゃないよ。高校生達がそれぞれに可愛い!自分の姿を鏡に映しては「オレ、決まってるよな」とうっとりしたり、女の子に声かける前はドキドキしたり。COLOR ME BADDにFRESH PRINCE、彼らが聞いてる曲に懐かしくって、線香あげたくなる。

 ラストは映画みたい。サクセスした子もいる。

アメリカン・ドリームに興奮すると同時に、これが映画だったらいいのにと願うほど、心が締め付けられる思いになった子もいる。
 
 是非、高校生に読んでもらいたいな。
現役のプレイヤーもいるなんてびっくりです。

 バスケットに興味を持っていても、NBAを目指す若者の葛藤を知るチャンスは中々ありませんでした。そういう本はありませんし・・・。アメリカに留学している友人からの勧めで原作は聞いていましたが、翻訳されたとのことで、すぐに購入しました。

 ステフォン・マーベリー(現役の選手でオリンピック代表)も登場人物の一人だと知ってびっくりしました。アテネ五輪も、彼の苦労や葛藤を知って見るともっと感動できるかもしれません。



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最後のシュート

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